パイゴウポーカーは中国を起源とするパイゴウ(牌九)がアメリカで発展したポーカーです。
パイゴウでは、通常のポーカーとは異なり、7枚で構成される手札をぞれぞれ5枚と2枚の役に分けて二つの役でディーラーと勝負します。
パイゴウでは二つの役のうち両方がディーラーの役より強い役でなければ勝つことができません。パイゴウはマカオや香港などのアジアのランドカジノを中心に世界中のカジノでプレイできる人気のゲームです。近年ではオンラインカジノでも見る機会が増えているかもしれません。
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🤥 パイ・ゴウ・ポーカーのルール
通常のポーカーがプレイヤー対プレイヤーの対戦が基本であるのに対して、パイゴウポーカーはプレイヤー対ディーラーの対戦となります。一つのテーブルでは複数のプレイヤーが参加できますが、あくまでプレイヤー対ディーラーの勝負なのでプレイヤー同士の役の強弱は関係ありません。パイゴウでは最初にディーラーがプレイヤーとディーラー自身に7枚ずつカードを配ります。ディーラーと各プレイヤーは自分の手札をハイハンドとローハンドの二つの役に分けることで強い役を作ります。ハイハンドは5枚のカードで構成され、ローハンドは2枚のカードで構成されます。
ハイハンドの役の強弱は通常のポーカーと同様です。ここでポーカーの役の強弱をもう一度おさらいしておきましょう。なお、パイゴウポーカーではジョーカーカードを含めた53枚のカードが使用されます。ジョーカーカードはファイブエースではAの代わりとして、ロイヤルストレートフラッシュおよびストレートフラッシュ、フラッシュ、ストレートで他のカードの代わりとして扱うことができます。ジョーカーカードが手元にあればかなり有利に役を作ることができるでしょう。
パイゴウポーカーの役(強い順)
- ファイブ・オブ・ア・カインド(ファイブエース)
「A」のカード4枚とジョーカーを加えた最強の役。 - ロイヤルストレートフラッシュ
同じマークの「A・K・Q・J・10」の役。 - ストレートフラッシュ
同じマークでかつ連続した数字の5枚のカードの役。フォーカード
4枚が同じ数字の役。 - フラッシュ
同じ柄のカード5枚の役。 - ストレート
連続した5枚の数字の役。 - フルハウス
同じ数字3枚とワンペアの組み合わせの役。 - スリーカード
3枚が同じ数字の役。両者ともスリーカードであればスリーカードの数字が強い方の勝ち。 - ツーペア
同じ数字のペアが2つの役。両者ともツーペアであればツーペアの数字が強い方の勝ち。 - ワンペア
同じ数字のペアが1つの役。両者ともワンペアであればワンペアの数字の強い方の勝ち。 - ハイカード
役の無い状態。この場合は強いカードを持っている方の勝ち。
続いて、ローハンドの勝ち負けの決まり方を解説します。ローハンドは最も強い役がワンペアであり、次に2枚のカードの合計の値が大きい方が勝ちます。パイゴウポーカーにおける各カードの強弱は通常のポーカーと同様であり、「A」が最も強く、続いてK>Q>…5>4となります。両者でワンペアが成立した場合は強いカードのペアが勝ちます。一方、どちらもワンペアが成立していない場合、カードの強弱に関係なく、2枚のカードの合計値が高い方が勝ちます。例えば、ローハンドでディーラーが「A」「9」で合計が「10」、プレイヤーが「10」「8」で合計が「18」だった場合は、ディーラーがいくら最も強いカードである「A」を持っていたとしてもカードの合計値が大きいプレイヤーの勝ちとなります。通常のポーカーと勝敗の決まり方が違うので、この点はしっかり押さえておきましょう。
👿 パイゴウの配当
パイゴウポーカーでは通常のポーカーと異なり、ハンドの強弱による配当の違いはありません。プレイヤーがディーラーに勝利し、配当を獲得するためにはハイハンドとローハンドの両方がディーラーよりも強くなければなりません。プレイヤーの両方のハンドがディーラーよりも強ければプレイヤーの勝利となり、1.95倍という一定の配当が支払われます。片方のハンドのみがディーラーのハンドより強ければ引き分けとなり、プレイヤーの賭け金は返金されます。
プレイヤーとディーラーの両方のハンドの役の強さが全く同じであれば、ディーラーの勝ちとなり、賭け金は没収されてしまいます。
🤖 パイ・ゴウのゲームの流れ
では、パイゴウポーカーのルールを学んだところで、実際のパイゴウポーカーのゲームの流れを見ていきましょう。パイゴウは役の作り方さえ慣れてしまえば極めてスムーズに進めることができます。
- ベットゾーンにチップを賭けます
- プレイヤーとディーラーそれぞれに7枚ずつカードが配られます
- 7枚のカードをハイハンド(5枚)、ローハンド(2枚)に分けて役を作ります
- ディーラーとプレイヤーでお互いのハンドの強さを比較します
💢 パイ・ゴウ・ポーカーの特徴
🖤 ジョーカーカードを活用できる
パイゴウでは、ジョーカーを含めた53枚のカードでプレイされます。ジョーカーはストレートフラッシュ、フラッシュ、ストレートなどで他の好きな数字として扱える万能カードです。ジョーカーを上手く活用すればかなり強い役を作れるので、手札にジョーカーが配られたら大幅に勝率がアップできるでしょう。
👁️ 二つのハンドを上手く調節する
パイゴウは一つのハンドで勝負する他のポーカーと異なり、ハイハンドとローハンドという二つのハンドで勝負が決まります。さらに、片方のハンドがディーラーに勝っていたとしても引き分けとなり、賭け金が返金されるだけで配当が支払われることはないため、いかにハンドを調節して両方を強くするかがカギとなります。例えば、ハイハンドでフォーカードなどの強い役が作れるとしても、ローハンドでワンペアを作らなければ、勝負の結果はどうなるでしょうか?
この場合、プレイヤーがハイハンドで強い役を持っていたとしても、ディーラーがローハンドでワンペアを持っている可能性が高いです。そうすると、プレイヤーのハイハンド>ディーラーのハイハンド、ディーラーのローハンド>プレイヤーのローハンドとなり、結局引き分けとなってしまいます。
パイゴウポーカーではあえて、ハイハンドで強い役を作ることにこだわらずにローハンドで最低限ワンペアを成立させておく方が勝率は上がるでしょう。
🦄 まとめ
パイゴウポーカーはディーラー対プレイヤーの対戦なので他のプレイヤーとの駆け引きが無く、いかに強い役を作るかに集中できます。そのため、いきなり他のプレイヤーと勝負する自信がなかったり、もう少し役の作り方に慣れたいというポーカー初心者の方には特におすすめです。
日本人プレイヤーに人気のオンラインカジノでもプレイできるので興味のある方は是非チャレンジしてみてくださいね。