カジノゲームの定番と言えばポーカーやルーレットバカラなどのテーブルゲームです。オンラインカジノであればビデオスロットも人気を集めています。ギャンブラーの中にはこれらのゲームしかプレイしたことがないという方も多いのではないでしょうか?
しかし、マイナーなカジノゲームの中にもおもしろいゲームがあり、それらを知らずにいるのはもったいないかもしれません。
この記事ではポントゥーンを知らないという方に向けて、ポントゥーンのルールやプレイ方法について紹介します。また、ポントゥーンがプレイできるオンラインカジノを紹介するので、さっそくプレイを開始してみましょう。
ポントゥーンはブラックジャックやその他のテーブルゲームのようにメジャーなゲームではないため、ポントゥーンがプレイできるオンラインカジノは限られています。
🐌 ポントゥーンができるおすすめのオンラインカジノ
ポントゥーンはブラックジャックやその他のテーブルゲームのようにメジャーなゲームではないため、ポントゥーンがプレイできるオンラインカジノは限られています。
以下は、ポントゥーンがあるオンラインカジノの例です。
🍧 ポントゥーンの概要
ポントゥーンは定番のカジノゲームのであるブラックジャックをアレンジしたゲームです。幅広くプレイされているアメリカンブラックジャックをイギリス版にしたものだとされています。ブラックジャックは世界中でプレイされている人気のカジノゲームですが、イギリスやマカオ、フィリピンなどでは、通常のブラックジャックよりもこのポントゥーンが特に人気を集めています。
🌻 ポントゥーンのルール
ポントゥーンのルールはブラックジャックとよく似ています。どちらもディーラーとプレイヤーの1対1の勝負であり、ハンド(手札)の合計が「21」に近い方が勝利、というルールです。テーブルゲームにプレイヤーが複数いた場合でも、勝負はプレイヤー対ディーラーです。
ポントゥーンではトランプを使用しますが、「10」のカードは除きます。そのため、ブラックジャックは52枚のカードでプレイするのに対して、ポントゥーンは、10のカード4枚を引いた、48枚のカードでプレイします。
ポントゥーンではブラックジャックと同じように、数字を以下のように数えます。
- A→「1」か「11」の都合のいい方でカウント
- 2~9→そのままの数字
- J・Q・K→「10」
例)A+7=8または18、2+K=12
そして、ポントゥーンには以下のアクションがあります。いくつかのアクションはブラックジャックと呼び名が異なります。
- ツイスト:
追加でカードを引くことを意味します。ブラックジャックではヒットと呼ばれます。
- スティック:
手持ちハンドで勝負すること、つまりカードを引かないことを意味します。ブラックジャックではスタイと呼ばれます。
- バイ:
同額の賭け金を上乗せすることを意味します。ハンドが4枚以下の状態であれば、どのタイミングでも可能ですが、バイの直後にバイすることはできません。
ブラックジャックではダブルダウンと呼ばれます。
- スプリット:
最初に配られた2枚のカードが同じ数字の場合、2つのハンドに分けて勝負することができます。この場合、それぞれに対してベットが必要となります。
ポントゥーンでは追加で引いたカードがさらに同じ数字だった場合、もう一度スプリットをして、3つのハンドを作ることが可能です。
- ポントゥーン:
最初の2枚のハンドで「21」を作ることを指します。これはブラックジャックでは、ブラックジャックと呼ばれます。ただし、配当はポントゥーンの方が高く設定されています。
また、ブラックジャックにはないポントゥーン独自のルールとして以下があります。
- ディーラーのカードが2枚とも伏せられている
ブラックジャックでは最初に配られるカードのうち、ディーラーのカードの1枚は表向きに置かれます。そのため、その数字を基に、ある程度ディーラーのハンドの合計値を推測することができます。
しかし、ポントゥーンでは2枚とも伏せられた状態で置かれます。そのため、ハンドの合計値の推測ができません。
- 引き分けの場合はディーラーの勝利
ブラックジャックではハンドの合計値が同じの場合は引き分けとなります。しかし、ポントゥーンでは合計値が同じの場合ディーラーの勝利となります。
- プレイヤーのハンドの合計が15未満の場合は、次のカードを引かなくてはいけない
ブラックジャックでは、ハンドの合計が15未満だとしても次のカードを引くか引かないかをプレイヤーが選択することができます。しかし、ポントゥーンではハンドの合計値が15未満の場合、強制的にカードを引かなければいけません。そのため、バーストするリスクがあるといえます。
- インシュランス(ディーラーのポントゥーンに対する保険)が無い
インシュランスとは、ディーラーのハンドの合計値が「21」になることに対して賭けることを指します。このインシュランスによって結果的にゲームが負けだとしても、賭け金の一部を取り戻すことができます。
しかし、ポントゥーンではこのインシュランスはありません。
- トリック
トリックは、Five card trick(ファイブカードスティック)と呼ばれることもあります。トリックとはハンドの合計が「21」を超えないように、5枚のハンドを作ることを指します。5枚の合計が「21」以下であれば、ハンドの合計値に関係なく勝利することができます。つまり、いかに数の小さいカードを引くかが重要になります。
例えば、最初の2枚がA+ローカードだったときや、4枚目の時点でソフトハンドである場合、確実にトリックとなるので、ツイストしましょう。
🦋 ポントゥーンのやり方
ポントゥーンをプレイする際には、まずテーブルを選びましょう。
そして、テーブルを決めたら賭け金を設定します。賭け金を設定すると、プレイヤーとディーラーにそれぞれ2枚のカードが配られます。この時ブラックジャックではディーラーのカードのうち1枚のみプレイヤーは見ることができますが、ポントゥーンでは両方とも伏せられた状態で配られます。
そして、ハンドによってプレイヤーとディーラーはアクションをとります。プレイヤーのハンドの合計値が15以上かつディーラーのハンドの合計値が17以上になったら、ハンドを表向きにして勝負をします。
勝負の結果プレイヤーの勝利となれば、その時に役によって配当が支払われます。
🍎 ポントゥーンの特徴
ここではポントゥーンの特徴について紹介します。
🦟 プレイヤーにとって不利なルールが追加されているのが特徴
ポントゥーンは、ブラックジャックと比較してプレイヤーにとって不利なルールが複数追加されています。
例えば、ディーラーのカードがすべて伏せられている、合計値が同じの時はディーラーの勝利など、プレイヤーを勝ちにくくするルールが設定されています。そのため、ブラックジャックになれている方にとっては、ポントゥーンをプレイするメリットが感じられないかもしれません。
🦗 ブラックジャックよりもオッズが高い
ポントゥーンには、ブラックジャックよりもディーラーが有利になるようなルールが追加されています。そのため、ブラックジャックと比較するとオッズが若干高く設定されているのが特徴です。
🐥 ベーシックストラテジーが利用できない
ブラックジャックには必勝法としてベーシックストラテジーというものがあります。ベーシックストラテジーとは、ディーラーの表向きになっているカードと自分のハンドを見比べて、有利なアクションをとるという必勝法です。
ベーシックストラテジーはブラックジャックの必勝法としてはとても有効で、多くのプロも使用しています。しかし、ポントゥーンではディーラーのカードを一切見ることができないので、このベーシックストラテジーを使用することができません。
そのため、ブラックジャックと比べると、勘で勝負しなければいけません。
🍑 ローカルルールが設けられていることがある
ポントゥーンをランドカジノでプレイする場合、ローカルルールが設けられていることがあり、同じルールではプレイできないことがあります。
例えば、シンガポールのマリーナベイサンズ内にあるカジノでは、ポントゥーンをポントゥーンパンデモニウムと呼んでいます。
このポントゥーンパンデモニウムには、ポントゥーンパンデモニウムジャックポットベットというルールがあり、最大100倍の配当を獲得するチャンスがあります。
ポントゥーンはブラックジャックをイギリス版にしたものであり、他の地域でもブラックジャックを基に独自のルールを設定していることが多いのです。そのため、オンラインカジノ以外にランドカジノでポントゥーンをプレイする場合、そのランドカジノのゲームに従ってプレイしなければいけません。
🐝 ポントゥーンのオッズ
ポントゥーンのオッズは以下の通りです。
- 通常勝利(ディーラーより「21」に近いか、ディーラーがバーストする場合): 2倍
- ポントゥーン(最初に配られる2枚で21の場合):2.5倍
- ファイブカード(5枚以上のカードで21の場合):2.5倍
- スリーセブン(7が3枚揃った場合):4倍
- セイムスーツ(6、7、8の3枚が同じマークの場合): 4倍
🐓 まとめ
ポントゥーンはブラックジャックを進化させたゲームであり、すでにブラックジャックをプレイしたことがある方であれば、簡単にプレイすることができます。ブラックジャックと比較をするとポントゥーンではディーラーに有利になるルールがいくつか追加されているので、勝率が低くなります。しかし、その分オッズが若干高く設定されているので、少しでも多く稼ぎたいという方はポントゥーンをプレイしてみるのもいいでしょう。